新潟県には、越後一ノ宮が3社あります。
彌彦神社(弥彦村)、天津神社(糸魚川市)、そして上越市の居多神社です。
今回は、縁結びのパワースポットとしても有名な居多神社をご紹介します。
出雲大社・大神神社の祭神であり、国造りの神様である「大国主神」を祀る
居神社には国津神の主宰神とされる「大国主命(おおくにぬしのみこと)」と
妻である「奴奈川姫(ぬながわひめ)、子の「建御名方命(たけみなかたのみこと)」が祭神として祀られています。
大国主命一家は、国造りの神様として崇められているスーパーエリート家族です。
奴奈川姫は糸魚川市の「天津神社」の祭神であり、建御名方命は長野県の「諏訪大社」の祭神でもあります。
縁結びと子宝の御利益
大国主命は、この地で奴奈川姫と出会い、愛を育み、子を授かったことから、良縁・縁結びの御利益があると言われています。
また、居多神社内にある「雁田(かりた)神社」では、高皇産霊神(たかみむすぶのかみ)と神皇産霊神(かみむすびのかみ)が祀られており、元気な赤ちゃんを授けてくれる神様です。
居多神社で良縁に恵まれた方々は、雁田神社で子宝を祈願しましょう!という言い伝えがあるほど、縁結びと子宝の御利益があります。
親鸞聖人と越後七不思議
浄土真宗を説いた親鸞聖人が1207年に越後国府に流罪となった際に、最初に参拝した神社が居多神社とされています。
親鸞聖人が居多神社に参拝・祈願した際に境内にある葦の葉が片葉になったそうです。
この葦の片葉は「越後七不思議」の一つとされています。
参拝した際に親鸞聖人は、このような歌を詠んでいます。
「すえ永く 法を守らせ居多の神 弥陀と衆生のあらんかぎりは」
念仏が盛んになるように祈願したのです。
手と口を清めてから参拝へ。
居多神社のアクセス
住所:新潟県上越市五智6丁目1-11
駐車場:無料
トキ鉄・妙高はねうまライン直江津駅から車で5分
北陸自動車道 上越ICから車で15分