まちづくりに携わる方々

三十会 in 上越 30歳の大同窓会 ~育ったまちってステキだね!~

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mitoe-1上越市の人口が6月1日現在、18万9911人となり、初めて19万人を割りました。

全国で叫ばれている少子高齢化の風潮は、上越にも押し寄せており深刻さを増 しています。 少子高齢化や人口減少の歯止めをかけるためには、上越に住まう若者の絶対数を増やさなければなりません。特に、一度 故郷を離れてしまうと、もう戻ることはないのでしょうか。若者一人一人が「なんとなく住んでいる(住んでいた)上越市」ではな く、上越市の未来を背負って立つ人財であることを自覚する必要があります。上越市で生まれ育った若者を故郷に呼び寄せ、 若い力を結集して元気で明るいまちを創る必要があります。若者が、「自分たちのまちの将来」を創造することにより、それが 長期的に人口減少に歯止めをかけ笑い声のたえないまちになると考え2016年に実施された『三十会(みとえ) in 上越 30歳の大同窓会』を当時、委員長の北島稔一さんをお迎えしご紹介します。


―どのような想いから、計画されたのですか?

 

2016年当時の大嶋賢一理事長から、定住人口の増加・地域の魅力発信と、すごい大きなテーマ頂きまして、Iターン促進・Uターン促進を軸に何かできないかと構築していった中で、30歳の同窓会という着想に至りました。上越に居る人には、これからも住み続けて欲しい。出て行った方にも戻ってきて欲しい。そのきっかけを与えるようなイベントの位置付で実施しました。

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―青年会議所メンバーだけでなく市民も巻き込んだ設営でしたよね。

 

30歳の同窓会をやるにあたって、まず人集めが一番大変だろうなと思ったので、市内の中学校全校に声を掛けて、各校の卒業生で30歳になる方2名ずつ実行委員として協力を頂きました。実行委員の方より同窓生へ口コミで拡げていく手法を用いました。

 

―当日の参加者は、首都圏とかに出られている方が多かったんですか。

 

県外から足を運んで頂いた方は多かったですね。遠いところだと、シンガポールからの参加者や沖縄からの方もいましたね。実行委員として協力頂いた皆さんが、中学校区の繋がりやSNS等で拡散して頂いたおかげで、市内外に情報が広がったと思っています。

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―ちなみに、その後参加者や実行委員さんとの繋がりはありますか。

 

そうですね。私が携わっているイベント等にも来て頂いたり、また当日の参加者同士の中で、ご結婚された方もいるみたいですね。

 

―すごく良い事業なので、その後の何か動きとかってあったりしますか。

 

いいこと聞いた!今、28歳の人たちが30歳になったら実施したいと、昨年(2019年)の夏に問い合わせがあって、私と当時副委員長の山田時代さんと、2回かな打ち合わせをさせて頂いて、これから動いていくようになると思いますね。

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【三十会 in 上越 30歳の大同窓会】動画は ▶コチラ から。

北島 稔一さん(2016年地域アイデンティティ委員会委員長・2017年上越の希望探求室室長・同年上越青年会議所卒業)

〈聞き手=浅野勇貴/動画撮影=西山光瑠/写真撮影=西岡修平/動画編集=古澤裕司〉