まちづくりに携わる方々

『80,000個のドミノ』で分かる!地域が持つ資源

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大きな変化が起きている今、地域が持つ資源を改めて見直してはいかがでしょうか。

上越の地域活性化を図るために、運動を展開したのが「未来創造委員会」(2015年上越青年会議所)です。

今回は、当時、委員長の川上陽さんをお迎えし、市民、特に次代を担う子供たちに対し、上越の明るい未来を提示し期待感を創出、上越の素晴らしい資源に愛着を醸成した当時の事業『ドミノで創ろう!!上越の明るい未来』の模様をご紹介します。

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”80,000個のドミノ”で分かる!地域のシンボル

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ードミノ80,000個を使って上越市の発信ってスケール感がすごいんですけど、そもそもこの事業をどうして行おうと思ったんですか。

 

まず背景として、上越青年会議所は2015年に『最高の資源を活かし、自律的で持続可能な上越の未来を創造』というCREDO(行動指針)を作成しました。「最高の資源」とは、上越が他地域に誇る資源、「上杉謙信公」「高田城址公園観桜会」「上越の食」「メタンハイドレート」です。それらの資源を活かして、上越の地域活性化を図っていくためには、上越青年会議所のみならず、多くの市民を巻き込んだ運動が必要になりますよね。そのためのスタートとして、まずは上越市民、その中でも特に次代を担う子どもたちに、私たちの行動指針であるCREDOに沿った、上越の明るい未来を見てもらい期待感を創出して、上越市の素晴らしい資源に愛着を持ってもらう必要があると考えました。

 

ー今後市民を巻き込んだ運動をしていくにあたって、地域資源と上越JCへの認知を高めて、市民を巻き込む土台を作っていこうってことですね。

 

そうそう。その土台作りと、とくに次代を担う子どもたちに、上越市の明るい未来に期待感と上越市の資源への愛着を持ってもらおうというところからですね。子どもたちと一緒に汗をかきドミノを並べ、練習時には『上越の現状⇒大変な未来⇒上越の資源⇒明るい未来』をクイズ形式で分かりやすく伝えたり、ドミノの設計図には資源のプロフィールを記載したりしましたね。

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ー準備とか練習とか大変そうですね。

 

練習が2日間。本番が3日間(一般の方々は2日間)で行いました。みっちりと練習にも参加頂いた過程を通して、ドミノ倒しの瞬間だけでなく、上越の明るい未来への期待感や資源への愛着の醸成を十分にお伝え出来たと思っています。

ー当時の反響も大きそうですね。

当時、話題性からNHK等でもニュースに取り上げられました。上越市のPRを行なうことができたと思います。また、当日の様子はYouTubeに公開して、2次的な広がりもありましたね。

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ー当時の再生数を上回るように努めます!

大きな変化が訪れている今だからこそ、住まう地域が持つ素材・資源に目を留めてみてもいいかもしれませんね。


【ドミノで創ろう!!上越の明るい未来】動画は ▶コチラ から。


川上 陽さん(2019年上越青年会議所卒業・2019年上越青年会議所 専務理事)

〈聞き手=浅野勇貴/動画撮影=西山光瑠/写真撮影=西岡修平/動画編集=古澤裕司〉